2020-05-15から1日間の記事一覧

村上慎一『なぜ国語を学ぶのか』

「岩波ジュニア新書」ということで、小中学生でも読める易しい著書である。 先生と生徒の対話形式で「なぜ国語を学ぶのか?」という疑問に答えていく。難しい言葉はいっさい出てこない。 読みやすい。 正直、大人の自分が読むにはあまりに易しすぎた、という…

内田樹『そのうちなんとかなるだろう』

私は内田樹さんについてあまり知らなかった。 「あまり」ということから、「少し」は知っていたということなのだが、そうはいっても、内田さんの文章が阪大の試験に出た(『街場の戦争論』)とか高校で内田さんが講演しに来てくれたとかそれくらいで、内田樹…

村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』

村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』は1980年10月に講談社より書下ろされた長編小説である。コインロッカーベイビーとは鉄道駅などのコインロッカーに遺棄された新生児のことで、これは所謂捨て子であり、こういった遺棄事件はを1970年代に日本国内で同時…

奥泉光『夏目漱石、読んじゃえば?』

奥泉光さんの名前は存じ上げておりましたが、実際に奥泉さんの著書を読んだことはついぞありませんでした。 奥泉光さんは、芥川賞を受賞した『石の来歴』が有名で純文学作家と思いきや『「吾輩は猫である」殺人事件』や『シューマンの指』といったミステリー…

reNEW

カテゴリー分けをしようと思う。 過去のブログも。 一つ目が「IDEA」。 参考文献を入れつつ、私の思っていることをわりと真面目に取り扱った内容のものをこのカテゴリーにする。 二つ目が「BOOKS」 実は「書物について考える」という別のブログを立てたのだ…