トーク・イメージ

 話すって難しい。

 

 最近バラエティー番組をよく見るようになった。

 ちょっと前ならくだらないとか思っていたのに。

 

 バラエティー番組には面白いトークが詰まっている。

 非常に勉強になる。

 うまいツッコミとか、秀逸なボケとか、そんなのどうでもいい。

 視聴者を魅了するトーク術を身につけたい。

 

 いろいろ問題あったあの島田紳助と、松本人志トークするだけの番組「松紳」ってのがあって、そこで聞いたすげえ話。記憶にバリ残りしている話。

 

 映像を喋っている。

 

 嘘つくときとか経験もしていないようなことを話すとき、漫画みたいに目の前にスクリーンがあって映像が見えて、それを見て話している。

 

 例えば、「街中で千鳥ノブに会った」というつくり話をするとき、言葉だけで説明しようとすると、すぐに嘘だとバレてしまう。

 でも、街中の情景、千鳥ノブの服装、その日の天気、時間帯など細かく映像を自分の目の前のスクリーンに映すことで、破綻なくしゃべることができそうだ。

 

 目から鱗

(あ、ノブがどうたらって例は俺が今考えたんやけどね。)

 

 あと紳助いわく、しゃべりがうまいかどうかは、道をうまく教えられるかどうかで見抜くことができるそうだ

 説明が上手い人は、立体的に自分がどう動いているか判っていて、だから、薬局が右手にあってとか、コンビニが左手にあってとか言いながら説明できるらしい。

 対して説明がへたな人は情景が頭の中に浮かんでないから「右曲がって」って、「どこを右曲がるねん」とかなるらしい。

 

 目から鱗

 

 島田紳助の下ネタは好かんかったが、トークはマジにほれぼれしてた。マジに。